當麻寺
この目的地について
日本の古寺の多くは、塔を火災で失ったか、残っていても1基だけです。當麻寺には今も2基が境内の東西に立っていて、それだけでも足を運ぶ理由になります。東塔は奈良時代の建立で、當麻寺に残る最も古い建物です。西塔はやや遅れて平安時代初期に建てられました。どちらも三重塔で、高さは約24メートルと約25メートル、ともに国宝です。眺めるなら塔頭の庭からがよく、中之坊の庭園「香藕園」は東塔を借景にしています。
當麻寺のはじまりは、聖徳太子の弟・麻呂子親王(麻呂古王)が創建した万法蔵院で、7世紀後半に河内からこの地に移ったと伝えられています。本堂(曼荼羅堂)に祀られる當麻曼荼羅は、奈良時代に中将姫が蓮の糸で織ったと伝わる極楽浄土の図です。ただし、巨大な厨子に掛けられているのは後世の転写本です。綴織の原本は傷みが激しく、公開されることはめったにありません。それでも拝観料を払う価値があると思うのは、隣の金堂があるからです。本尊の弥勒仏坐像は日本最古の塑像で、周りを守る四天王のうち3体は日本最古の乾漆像です。
境内は9時から17時まで自由に散策できます。曼荼羅堂・金堂・講堂の伽藍三堂は共通の拝観料1,000円、當麻寺で最も古い僧坊である中之坊は庭園と霊宝殿の拝観が500円で、お抹茶は別に500円です。仁王門近くの梵鐘は680年代の鋳造で、日本最古の梵鐘とされています。
いちばん混むのは牡丹の時期、4月下旬から5月はじめで、中之坊だけでも約1,200株あります。4月14日には中将姫が極楽浄土へ迎えられる様子を再現する練供養会式が16時から行われます。それ以外の時期は静かで、英語の案内はほとんどありません。
所在地
訪問者情報
クレジットカード: 不明
アクセス
奈良県葛城市當麻1263
道順を表示よくある質問
當麻寺の拝観料はいくらですか?
境内の散策は9時から17時まで無料です。曼荼羅堂・金堂・講堂の伽藍三堂は共通で1,000円で、受付は曼荼羅堂です。中之坊は別に500円で、2026年11月13日から30日までは1,000円になります。西南院、奥院、護念院もそれぞれ庭園などを公開しており、拝観料は別です。
本堂の曼荼羅は原本ですか?
いいえ。曼荼羅堂の厨子に掛けられているのは、後世に原寸で写された曼荼羅です。奈良時代の綴織の原本(国宝)は傷みが激しく、ほとんど公開されていません。
牡丹の見頃はいつですか?
例年4月下旬から5月はじめです。各塔頭あわせて約5,000株があり、中之坊だけで約1,200株、牡丹のあとには芍薬が咲きます。この時期の週末は混み合います。
練供養会式はいつですか?
4月14日の16時からです。以前は5月14日でしたが、中将姫の命日である4月14日に変わりました。当日は参道に露店が出て、大変混雑します。
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