春日山原始林

遊歩道
都道府県
奈良県
タイプ
遊歩道
該当なし
0件のレビュー

この目的地について

春日大社の背後に広がる春日山の森で、841年に狩猟と伐採が禁じられて以来、春日大社の神域として守られてきました。国の特別天然記念物で、世界遺産「古都奈良の文化財」の一部です。森の中には入れず、周囲を巡る全長9.4キロの遊歩道を歩きます。おすすめは滝坂の道の石畳を上り、1150年代に彫られた春日山石窟仏まで行くコースです。無料ですが、道は濡れやすく、人の少ない区間もあります。

春日大社の最後の灯籠を過ぎて10分も歩くと、奈良公園は公園らしさを失います。鹿が減り、光が暗くなり、頭上には長いあいだ誰も伐っていないシイやカシの常緑樹が茂ります。841年の勅命で春日山での狩猟と伐採が禁じられて以来、この森は春日大社の神域として守られてきました。1955年に国の特別天然記念物、1998年には世界遺産の一部となり、指定面積は約298ヘクタールです。

現地で何より大事なのは、遊歩道から外れないことです。森を一周する全長9.4キロの遊歩道があり、私なら南側から歩きます。破石町バス停から古い高畑の町並みを抜けて約15分、石の鳥居のところから滝坂の道が始まります。旧柳生街道の一部で、江戸時代に奈良奉行が敷いた約2.5キロの石畳が、小さな滝の続く谷川に沿って上っていきます。道沿いの岩には、鎌倉時代に彫られたといわれる夕日観音、そこから10分ほどで朝日観音、さらに進むと剣豪・荒木又右衛門が試し斬りをしたと伝わる首切地蔵があります。首切地蔵の近くには休憩所とトイレがあります。

さらに15分ほど進むと、柵に囲まれた春日山石窟仏、通称「穴仏」に着きます。柔らかい凝灰岩を掘った浅い2つの石窟の壁に、地蔵や観音などが彫られています。銘文から1155年と1157年の造立とわかります。脇道を進むと地獄谷石窟仏があり、奥の壁に像高約1.4メートルの釈迦如来坐像が線彫りされています。

北側を戻る道は奈良奥山ドライブウェイで、ところどころ砂利道になり、ときどき車も通ります。鶯の滝を経て若草山の裏手へ出ます。一周するなら少なくとも半日は見ておきましょう。石畳は晴れが続いても濡れていることがあり、携帯電話の電波が届かない区間もあります。遊歩道には自動販売機がないので、水は持参してください。

所在地

都道府県: 奈良県

住所: 奈良県奈良市春日野町

最寄りの駅: 破石町バス停

Googleマップで表示 周辺を探す

訪問者情報

クレジットカード: 不明

公式ウェブサイト

アクセス

奈良県奈良市春日野町

道順を表示

よくある質問

遊歩道から外れて森に入ることはできますか?

できません。原始林を守るため、通行できるのは遊歩道と道路だけで、林内への立ち入り、火気の使用、動植物の採取は禁止されています。遊歩道からでも巨木は十分間近に見られます。

春日山石窟仏まではどのくらいかかりますか?

破石町バス停から、途中の石仏を見ながらゆっくり上って1時間半ほど見ておきましょう。石窟仏はトイレのある首切地蔵からさらに15分ほどです。同じ道を戻る場合は下り坂なので、行きより早く着きます。

一人で歩いても大丈夫ですか?

一人で歩く人も多いですが、上のほうは人通りが少なく、携帯電話の電波が届かない区間もあります。暗くなる前に下りられるよう朝のうちに歩き始め、濡れた石畳でも滑りにくい靴を履き、行き先を誰かに伝えておきましょう。『柳生街道 散策ガイドブック』には、迷いやすい分かれ道が載っています。

⭐ レビュー

まだレビューはありません。最初のレビュアーになりましょう!

レビューするためにサインイン