又兵衛桜
この目的地について
ここにあるのは1本の桜だけで、それを見に行く場所です。又兵衛桜は、宇陀市大宇陀の外れにある本郷という集落の石垣から伸びる枝垂れ桜です。宇陀市観光協会によると樹齢は約300年、高さ13メートル、幹回りは3メートルを超えます。滝のように流れ落ちる枝ぶりから「本郷の瀧桜」とも呼ばれています。
名前の由来は、大坂の陣(1614年、1615年)で豊臣方として戦った武将、後藤又兵衛です。宇陀に伝わる話では、又兵衛は大坂を落ち延びてこの地で僧となり、生涯を終えたとされ、桜が立つのは後藤家の屋敷跡といわれる場所です。一般には又兵衛は1615年の戦いで討ち死にしたとされていますし、樹齢300年なら植えられたのは又兵衛よりずっと後のことになります。伝説は伝説として楽しむのがよいでしょう。全国に知られるようになったのは比較的最近で、2000年のNHK大河ドラマ「葵 徳川三代」のオープニング映像に使われたことがきっかけです。
見ごろは例年3月下旬から4月上旬で、期間は短めです。背後の桃の木が同じ頃に咲くことが多く、桜と桃が重なる写真はこの時期に撮られたものです。花の時期には桜まつりが開かれ、桜のそばで維持管理協力金100円を納めます。
難点は混雑と時期の読みにくさです。日の出前から写真愛好家が三脚を並べ、晴れた週末には集落周辺の民間駐車場が早くから埋まります。夜のライトアップはありません。桜は個人の土地にあり、周りには住民が暮らしているので、決められた道を歩き、静かに見てください。行けるなら平日の朝がおすすめです。
宇陀松山の町並みへは、大宇陀バス停の方へ戻って徒歩約20分。春ならあわせて半日で回れます。
所在地
訪問者情報
クレジットカード: 不明
アクセス
奈良県宇陀市大宇陀本郷348
道順を表示よくある質問
又兵衛桜の見ごろはいつですか?
例年3月下旬から4月上旬ですが、気候によって前後します。宇陀市観光協会が毎年春に「宇陀市の桜情報」で開花状況を載せているので、出かける前に確認してください。
入場料はかかりますか?
入場料はありませんが、桜まつりの期間中は桜のそばで維持管理協力金100円を納めます。駐車場は民間の有料駐車場で、500円前後です。
夜のライトアップはありますか?
ありません。桜は個人の土地にあり周りは住宅地なので、宇陀市観光協会によるとライトアップは行っていません。写真を撮る人に好まれるのは早朝です。
後藤又兵衛は本当にここに住んでいたのですか?
大坂の落城後に落ち延び、宇陀で僧となってここで亡くなったというのが地元の言い伝えです。一般には1615年の戦いで討ち死にしたとされています。桜自体も樹齢約300年といわれるので、どちらにしても又兵衛の生前にはまだありませんでした。
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