補陀洛山寺

都道府県
和歌山県
タイプ
寺院 · 世界遺産:紀伊山地の霊場と参詣道
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この目的地について

那智の浜近くにある那智山青岸渡寺の別院で、天台宗の寺です。かつて僧たちが南の海のかなたにあるとされた観音浄土、補陀洛山をめざして小舟で船出し、戻ることはありませんでした。境内には渡海船の復元船が置かれています。世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産のひとつ。拝観無料、JR那智駅から徒歩3分です。

那智を訪れる人の多くはそのまま山へ上って滝に向かい、この寺には気づきません。那智駅のすぐそば、海辺の平地にある寺です。小さく、本堂は近年の再建で、20分もあれば見終わります。それでも、熊野でいちばん不思議な話が残る場所です。

補陀洛とは観音菩薩の浄土のことで、この地の人々は南の海のかなたにあると信じていました。平安時代から江戸時代にかけて、僧たちは生きたままそこへ至ろうと那智の浜から船出しました。これを補陀洛渡海といいます。和歌山県観光連盟の紹介によれば、僧はわずかな食料とともに屋形のついた小舟に乗り込み、扉は外から釘で打ち付けられ、沖まで曳かれて綱を切られたといいます。県は最初の渡海を868年とし、およそ千年にわたって続いたとしています。寺は『熊野年代記』に19人の僧が渡海を試みた記録があると伝えています。どこかへたどり着いたと知られている人はいません。境内には、屋形を載せた船体の四隅に鳥居を立てた渡海船の復元船と、渡海したと伝わる僧の名を刻んだ石碑があります。復元船の横に立つと、どんな説明よりも胸がざわつきます。

寺の伝えでは、仁徳天皇の時代にインドから熊野の浜に漂着した裸形上人が開いたとされます。現在は、山上で熊野那智大社や那智の滝と並ぶ那智山青岸渡寺の別院で、それらと同じく2004年に世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産として登録されました。1808年の台風で倒壊するまでは大きな伽藍を構えていましたが、現在の本堂は1990年の再建です。ご本尊の三貌十一面千手千眼観世音菩薩は国の重要文化財で秘仏とされ、開帳は1月27日、5月17日、7月10日の年3日だけです。

実際に立ち寄るなら、JR那智駅から徒歩3分で、駅からは那智山行きのバスが出ているので、バス待ちの時間にちょうど収まります。境内の拝観は無料、御朱印は500円です。僧たちが船出した那智の浜は歩いて数分なので、見たあとは浜まで足を延ばしてみてください。

所在地

都道府県: 和歌山県

住所: 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町浜ノ宮348

最寄りの駅: 那智駅(JRきのくに線)

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訪問者情報

クレジットカード: 不明

公式ウェブサイト

アクセス

和歌山県東牟婁郡那智勝浦町浜ノ宮348

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よくある質問

補陀洛渡海とは何ですか?

南の海のかなたにあるとされた観音浄土、補陀洛山をめざし、僧が戻らない覚悟で那智の浜から小舟で船出した修行です。県は最初の渡海を868年としており、寺は『熊野年代記』に19人の僧の記録があると伝えています。境内に渡海船の復元船があります。

秘仏のご本尊はいつ拝観できますか?

国の重要文化財であるご本尊の千手観音は、1月27日、5月17日、7月10日の年3日、それぞれの行事に合わせて開帳されます。それ以外の日は、復元された渡海船と僧の名を刻んだ石碑が見どころです。

那智の滝と合わせてどう回ればよいですか?

簡単です。寺はJR那智駅から徒歩3分で、駅からは那智の滝、熊野那智大社、青岸渡寺へ向かうバスが出ており、滝まで約16分です。山へ上る前後に20〜30分あれば十分です。

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