屋久島
この目的地について
九州の南に浮かぶ、中央に山塊を抱えた丸い島です。宮之浦岳は標高1936メートル、九州最高峰で、この高さこそが島の性格を決めています。太平洋からの暖かく湿った空気が山にぶつかり、年間4000ミリから1万ミリの雨を落とします。「ひと月に35日雨が降る」と地元では言います。雨を前提に計画すれば裏切られません。
その水が杉を育てます。樹齢千年を超えるものを屋久杉と呼びます。花崗岩の土壌が痩せているため成長が遅く、材が緻密で樹脂を多く含み、だから長持ちします。最大の縄文杉は推定樹齢2000年から7000年。往復22キロを歩き、最初の8キロは廃線となったトロッコ道をたどります。夜明け前に出発して約10時間。技術は要りませんが長い行程で、アクセス道路は年間の大半でマイカー規制のため、シャトルバスを使います。
その労力のごく一部で済むのが白谷雲水峡です。苔むした花崗岩とねじれた根の渓谷に、1時間から5時間の整備された道が延びています。「もののけ姫」の制作時にスタッフが訪れており、見れば納得します。固有亜種のヤクシカとヤクザルは人に慣れていて、たいてい気にも留めません。
鹿児島から高速船で約50分、フェリーなら約4時間。傘ではなく、しっかりした雨具を持ってきてください。降っていない時間でも道は濡れています。
所在地
訪問者情報
アクセス
〒891-4205 鹿児島県熊毛郡屋久島町宮之浦
道順を表示よくある質問
本州から屋久島への行き方は?
鹿児島市から主に2ルート:(a)高速船「トッピー/ロケット」で鹿児島港から宮之浦港または安房港まで——1時間50分、片道約9,500円(往復約17,000円)、1日5〜7便、悪天候で頻繁に欠航。(b)カーフェリーでゆっくり4時間、約6,500円、1日1便。空路:鹿児島空港から日本エアコミューター(JAC)のプロペラ機で30分、片道約12,000〜17,000円。船より速いが悪天候欠航がより多い。東京方面の旅行者は通常まず羽田・成田から鹿児島へ飛行機で。シーズン中は伊丹(大阪)からの直行便(JAL)もあり。
縄文杉ハイクは一般の旅行者にも可能?
本気の登山:往復約22km、所要10〜11時間。前半は安房森林軌道跡をほぼ平坦に歩き、後半は急な木道で杉本体へ。荒川登山口行き始発バスが朝4:30に安房を出発するため5時前出発必須、復路最終18時——日帰り限定で山中泊は禁止。普段から6〜8時間のハイキングがこなせる体力が必要、運動不足の方には厳しい。登山靴・雨具(必ず降る)・水2リットル・昼食必須。レンジャーがバス停で装備を確認。体力に不安があれば、白谷雲水峡の4時間周回ルートでも同様の苔の森が楽しめます。
屋久島のベストシーズンと雨対策は?
完全に乾く時期はありません——年間降水量4,000〜10,000ミリで、地元では「月に35日雨が降る」と言われます。5〜6月は梅雨で雨続き(装備があれば登山可)。7〜8月は最も暑く湿気が多く、午後の雷雨と登山道の混雑。9〜10月は天候・人出・山頂の紅葉のバランスが最も良くおすすめ。11〜2月は山頂部は寒く積雪あり(縄文杉ルートが積雪で閉鎖されることも)。本格的なレインジャケットとパンツ、ザックカバー、速乾性のレイヤリングが必須——綿は厳禁。どの季節でも訪問中1日は雨で登山することを想定してください。
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