日光山輪王寺
この目的地について
輪王寺は二つの場所に分かれていて、有名な絵はがきにも名前が出てこないため、見過ごされがちです。本堂の三仏堂は「勝道上人像前」バス停近くの道沿いにあります。3代将軍徳川家光の霊廟である大猷院は、そこから東照宮の脇を上って二荒山神社の隣へ、歩いて10分ほどです。どちらも時間をかける価値があり、大猷院は日光でいちばん見応えのある建物群かもしれません。
寺の歴史は日光そのものの始まりと重なり、766年に勝道上人が山を開いたことにさかのぼります。寺が東日本最大の木造建築とする三仏堂は、1645年に家光によって建て替えられました。薄暗い内陣には台座から光背の上まで約7.5メートルの金色の三体、千手観音・阿弥陀如来・馬頭観音が並び、日光三山の神々の本地仏として祀られています。すぐ下から見上げられるのがこの堂のよさです。2027年3月31日までは、ふだん非公開の秘仏毘沙門天も堂内で特別開帳されています。堂の前には、寺が推定樹齢500年とする山桜、金剛桜があります。
大猷院は1653年の造営です。祖父家康の東照宮をしのいではならないという家光の遺言から、金と黒を基調にした落ち着いた造りで、東照宮より小さく暗く、それがかえって良いのです。仁王門から、寺が日光の世界遺産境内で最も大きいとする二天門、4体の夜叉と牡丹の彫刻の夜叉門へと、門をくぐりながら上っていきます。境内には315基の灯籠があり、途中の展望所から見下ろすと、大名が献上した石灯籠がずらりと並んでいます。拝殿の天井には140枚の龍が描かれ、狩野探幽の唐獅子も見られます。いちばん奥の明朝様式の皇嘉門の先が家光の墓所です。石段が多いので覚悟してください。
輪王寺は1999年に登録された世界遺産「日光の社寺」を構成する4つの資産の一つで、大猷院の本殿・相の間・拝殿は国宝です。拝観料は三仏堂400円、大猷院550円、両方の輪王寺券900円、宝物殿と江戸時代の小さな庭園・逍遥園も含めると1,000円です。東照宮は別料金です。大猷院は東照宮よりずっと人が少ないので、混む昼間に回すのがおすすめです。
所在地
訪問者情報
クレジットカード: 不明
アクセス
栃木県日光市山内2300
道順を表示よくある質問
輪王寺は東照宮の拝観券に含まれますか?
含まれません。東照宮・輪王寺・二荒山神社はそれぞれ別の拝観券で、寺によると二社一寺共通券は販売を停止しています。輪王寺では900円の輪王寺券で三仏堂と大猷院の両方に入れます。
時間がなければ三仏堂と大猷院のどちらを選ぶべきですか?
大猷院です。東照宮に近い彫刻と金の装飾を、東照宮ほどの混雑なしに見られ、門をくぐりながら上る道のりそのものが見どころです。三仏堂は短時間で足にも楽で、一つの堂に三体の大仏、20分ほどで回れます。
秘仏の毘沙門天は拝観できますか?
2027年3月31日まで拝観できます。2026年4月8日から三仏堂内の特設会場で特別開帳されており、最終受付は16時30分(11月〜3月は15時30分)です。期間後は再び非公開になるので、目当てにするなら寺のお知らせを確認してください。
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