やんばる
この目的地について
名護から北へ走ると、リゾートホテルがまばらになり、やがて国道58号は海と、丸みを帯びた深緑の山並みの間を縫うようになります。これが沖縄島北部の山がちな地域、やんばるです。森の主役はイタジイ(スダジイ)で、道路から見ると樹冠がブロッコリーのように盛り上がって見えます。最高峰の与那覇岳でも標高は503メートルです。ここには、1981年に新種として記載された飛べない鳥ヤンバルクイナ、ノグチゲラ、オキナワトゲネズミなど、この地域にしかいない生きものが暮らしています。
2021年、国頭村・大宜味村・東村の森のうち約7,700ヘクタールが、奄美大島・徳之島・西表島とともに世界自然遺産「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」の4地域の一つ「沖縄島北部」として登録されました。多くはやんばる国立公園にも含まれています。とはいえ登録でどこにでも遊歩道ができたわけではなく、森へは細い道路で入るところが多く、保護の中心となる区域は一人で分け入る場所ではありません。
まずは国頭村の「やんばる世界遺産センター ウフギー自然館」へ。改修を終えて2026年7月16日にリニューアルオープンし、森と生きものについて紹介しているほか、交通事故にあったヤンバルクイナなどの件数も掲示しています。東海岸の安田にある「クイナの森」では、観察ブースから生きたヤンバルクイナを見られます。野生の個体に出会える確率は高くありません。地元の事業者がガイド付きの森歩きやナイトツアーを催行しており、ハブもいる森に入るならそのほうが安全です。
難点は交通です。鉄道はなく、バスは少なく、いちばん人気のあった比地大滝への1.5キロの遊歩道は2024年11月の大雨以来閉鎖されていて、村は再開に数年かかる見通しとしています。運転はゆっくりと、特に明け方と夕方は気をつけてください。ヤンバルクイナは歩いて道路を渡ります。
所在地
訪問者情報
クレジットカード: 不明
アクセス
沖縄県国頭郡国頭村・大宜味村・東村
道順を表示よくある質問
野生のヤンバルクイナを見られますか?
見られることもありますが、期待しすぎないでください。国頭村の道路を横切ったり道端を歩いたりする姿が、朝夕に見られることが多く、そのせいで交通事故も多くなっています。確実に見たいなら、安田の「クイナの森」で観察ブースから生きたヤンバルクイナを見られます(700円、水曜休館)。写真のために道路上で停車したり、追いかけたりしないでください。
比地大滝には行けますか?
行けません。国頭村の比地大滝の遊歩道(片道1.5キロ)とキャンプ場は、2024年11月の大雨で大きな被害を受けて閉鎖されています。国頭村観光協会によると再開には数年かかる見通しで、決まればサイトで案内されます。
那覇からやんばるへ日帰りできますか?
車なら可能ですが、長い1日になります。国頭村まで片道約2時間を見込み、暗くなってからは夜に道路へ出てくるヤンバルクイナなどに注意が必要です。国頭村や大宜味村に1泊すれば、夜のガイドツアーにも参加でき、疲れた状態で長距離を運転せずに済みます。バスでの日帰りは現実的ではありません。
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