高野山町石道
この目的地について
109メートルごとに、高さ3メートルを超す花崗岩の石柱が道端に立っています。五輪塔の形に刻まれ、番号が振られた町石です。最初の180町石は九度山の慈尊院の上の石段に、最後の一町石は高野山壇上伽藍の根本大塔の前にあります。長い登りを支えてくれるのは、この数字が減っていくことです。
高野山へ通じる七つの古道「高野七口」のうち、町石道はその主道で、空海自らが木の卒塔婆を立てて道しるべにしたと伝わります。それが朽ちたため、僧の覚斅が1265年に石への建て替えを発願し、後嵯峨上皇や北条時宗をはじめ庶民に至るまでの寄進を得て、1285年に完成しました。今立っている町石の多くは当時のものです。壇上伽藍から奥之院の弘法大師御廟まではさらに36基が続き、全体では約24キロになります。2004年に世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の高野参詣道として登録されました。
いちばんきついのは序盤です。慈尊院から柿畑の中の急坂を1時間ほど登ると、紀の川平野を見渡す展望台に出ます。その先は杉林に入り、道はゆるやかになります。丹生都比売神社への道が分かれる六本杉、120町石のそばに立つ1649年の石造の二ツ鳥居を過ぎます。昔の参詣者はここから丹生都比売神社を遥拝しました。国道を渡る矢立にはトイレと名物のやきもちを売る茶屋があり、途中でまともに食べ物を買えるのはここだけです。その先、空海が袈裟を掛けたと伝わる袈裟掛石を過ぎ、12町石の手前から最後の急登が始まって、高さ25.1メートルの大門の下に出ます。
実際に歩くなら、6〜7時間を見込み、朝8時までには歩き始め、水と食料を持っていきましょう。古峠から上古沢駅へ下りる、矢立から歩き始めるといった短縮もできます。2024年3月の豪雨で一部区間が通行止めになりましたが、2025年10月18日に全区間の通行止めが解除されました。大雨の後は九度山町に状況を確認してください。多くの人は高野山の宿坊に泊まり、翌日に金剛峯寺や奥之院を巡ります。
所在地
訪問者情報
クレジットカード: 不明
アクセス
和歌山県伊都郡九度山町慈尊院832
道順を表示よくある質問
町石道の所要時間はどのくらいですか?
慈尊院から大門まで、ある程度歩き慣れた人で6〜7時間、根本大塔まではもう少しかかります。丹生都比売神社から歩けば4〜5時間、矢立からなら2〜3時間ほどです。大半が未舗装で、最初の1時間と最後の区間は急な登りなので、しっかりした靴で歩いてください。
途中で食事や水を買える場所はありますか?
ほとんどありません。全体の3分の2ほど登った矢立に、やきもちを売る茶屋とトイレがあります。それ以外は九度山で必要なものをそろえて持っていきましょう。
町石道は全区間通行できますか?
2024年3月の豪雨で一部区間が通行止めになりましたが、九度山町は2025年10月18日に全区間の通行止めを解除しました。山道は大雨で再び通れなくなることもあるので、荒天の後は九度山町の観光サイトを見るか、役場(0736-54-2019)に問い合わせてください。
町石道は世界遺産ですか?
はい。2004年に世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の高野参詣道として、ふもとの慈尊院や山上の金剛峯寺とともに登録されました。町石そのものも国の史跡に指定されています。
Koyasan / Kudoyamaのその他
⭐ レビュー
まだレビューはありません。最初のレビュアーになりましょう!
レビューするためにサインイン