西三川砂金山
この目的地について
笹川は、佐渡島南西部を流れる西三川川の支流沿いの谷にある農村集落です。この集落を囲む山々こそが世界遺産に登録された理由です。佐渡市は西三川を島で最古の砂金山としています。12世紀の『今昔物語集』には能登の人が佐渡で砂金を採った話があり、その舞台がここと考えられています。市によれば、本格的な開発が始まったのは1460年ごろです。16世紀末からは「大流し」という方法で産出量が大きく増えました。山肌を切り崩し、堤に貯めた水で土砂を石組みの水路へ押し流して、重い砂金を水路の底に溜める方法です。「金山江」と呼ばれる水路の跡は、今も延べ約12キロメートル残っています。戦国時代末期には1か月に砂金18枚(約2.9キログラム)を上杉氏に納めたことから、「笹川十八枚村」と呼ばれるようになりました。砂金山は1872年に閉山し、人々は採掘跡を田畑に、水路を農業用水路に変えてこの地に住み続けました。2024年7月に登録された世界遺産「佐渡島の金山」の構成資産のひとつで、もうひとつは島の北西部にある相川鶴子金銀山です。
目に見えるものは控えめです。最大の採掘地だった虎丸山には、山を掘り崩した赤い山肌が今も露出しています。大山祇神社は砂金山の安全を祈って1593年に建てられ、19世紀後半の能舞台があります。金子勘三郎家は閉山まで砂金山の名主を務めた家で、今も個人の住まいなので、道から見学してください。佐渡市が配布する無料の「笹川見どころマップ」(英語版あり)には、約1時間、1時間半、2時間の3つの散策コースが載っていて、かかしの形をした案内板が目印です。
ここではいつも以上に実際的な準備が大切です。人が暮らしている集落なので、公衆トイレもゴミ箱もなく、道は狭くて路上駐車はできず、路線バスもありません。小木港から車で約30分、両津港から約60分、車かタクシーで来て歩いて回りましょう。谷を約3キロメートル下った佐渡西三川ゴールドパークは、砂金採り体験ができる資料館で、トイレもバス停もあります。構成資産には含まれていませんが、前後に立ち寄るのに便利です。
所在地
訪問者情報
クレジットカード: 不明
アクセス
新潟県佐渡市西三川
道順を表示よくある質問
佐渡西三川ゴールドパークが世界遺産なのですか?
違います。構成資産は西三川砂金山、つまり笹川周辺の採掘跡、水路、集落です。谷を約3キロメートル下った場所に1990年に開館したゴールドパークは、砂金採りができる別の資料館で、国の構成資産一覧には含まれていません。ただ、トイレとバス停があるので、出発点として便利です。
笹川集落を歩いて回るにはどれくらいかかりますか?
佐渡市の「笹川見どころマップ」には3つのコースがあり、集落を回る短いコースが約1時間、中くらいのコースが約1時間30分、荒神山や阿弥陀堂まで足をのばす長いコースが約2時間です。集落にはトイレがないので、飲み物を持ち、着く前にトイレを済ませておきましょう。
西三川は佐渡のほかの金山とどうつながっていますか?
世界遺産「佐渡島の金山」を構成する2つの鉱山のうち、古くて規模の小さいほうです。西三川では水の力で土砂から砂金を洗い出し、佐渡金山の坑道がある北西部の相川鶴子金銀山では岩盤から金銀を掘りました。佐渡市によると、江戸時代に西三川の産出量が増えたのは、鶴子銀山や相川金銀山で活躍した山師たちが技術を持ち込んだためです。
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