御所野遺跡
この目的地について
日本各地で復元された縄文の竪穴建物は、たいてい茅葺き屋根です。御所野ではいくつかの竪穴建物が土で覆われ、上に草が生えて、入口のある低い塚のように見えます。これは想像ではありません。ここの発掘で焼失した竪穴建物が見つかり、その崩れ方から屋根が土で覆われていたことがわかったのです。
集落は岩手県北部の一戸町、馬淵川沿いの東西に細長い台地にあり、約5000年前から約4200年前までのおよそ800年間、人々が暮らしていました。見つかった竪穴建物跡は800棟を超えます。中央には配石遺構が環状に並ぶ墓域があり、その隣の盛土からは、大量の土器や石器とともに、焼けたシカやイノシシの骨、クリやトチノミなどが出土していて、火を使ったまつりが繰り返し行われたことがわかります。御所野のムラが消えたあと、この地方では秋田県の大湯環状列石や青森県の小牧野遺跡といった大規模な環状列石がつくられていきます。2021年7月に世界遺産に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」を構成する17遺跡の1つです。
駐車場と御所野縄文博物館から遺跡へは、小さな沢を弧を描いてまたぐ屋根付きの木造吊り橋「きききのつり橋」を渡って入ります。台地にはクリ、クルミ、トチ、ウルシなど、ムラの人々が使っていた木が植えられています。公園は無料で、博物館の展示室は300円(18歳以下は無料)。開園は9時から17時で、月曜日は休館です。2026年4月には館内にカフェもできました。
注意が2つあります。2026年7月から、クマ対策のため縄文の森(展望台を含む)の見学が当面中止されています。クマ鈴は博物館1階の窓口で貸し出しています。もう1つはバスの少なさで、一戸駅からの便は1日数本、冬は運休です。
所在地
訪問者情報
クレジットカード: 不明
アクセス
岩手県二戸郡一戸町岩舘字御所野2
道順を表示よくある質問
御所野の復元建物はなぜ土屋根なのですか?
発掘で焼失した竪穴建物が見つかり、その痕跡から屋根が土で覆われていたことがわかったためです。御所野ではそれにもとづいていくつかの建物を復元しています。博物館では、焼失住居の発見を紹介する展示で、約4200年前の竪穴建物の焼けた跡をガラスの床越しに見ることができます。
クマが出ると聞きましたが、見学は大丈夫ですか?
公園では2026年7月から、見通しを確保するための刈り払い、巡回や警備の強化、トレイルカメラによる観察、煙火による追い払いなどの対策をとり、博物館1階の窓口でクマ鈴を貸し出しています。縄文の森(展望台を含む)は当面の間見学中止です。開けた園路を歩き、食べ物やごみを放置せず、出発前に窓口で状況を聞いてください。
ガイドはありますか?
あります。個人の方は無料で利用できます。2025年4月から団体のガイドは有料になり、ガイド1人1回60分以内、1,500円で、ガイド1人あたり25人までです。土日祝日の定時ガイドは対象外です。博物館の受付か、電話(0195-32-2652)で問い合わせてください。
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