椎葉村
この目的地について
椎葉村は、白川郷、祖谷とともに「日本三大秘境」の一つとして紹介されることの多い村です。公式な呼び名ではありませんが、宮崎県の観光サイトもこの言い方を使っています。九州山地の深い谷の、斜面のわずかな平地に家が点在する地形を見れば、そう呼ばれる理由はわかります。村に伝わる物語の出どころは、江戸時代中期にまとめられた『椎葉山由来記』です。源頼朝の命で平家の残党を討ちに来た那須大八郎は、落人たちのあまりに貧しい暮らしを見て追討をやめ、農耕を教えてともに暮らすうちに、平清盛の末裔とされる鶴富姫と恋に落ちます。やがて鎌倉から帰還を命じられ、身ごもった姫を残して村を去りました。民謡「ひえつき節」はこの話を歌っていますが、その歌詞が加えられたのは1940年のことです。観光協会によると、今も村民のおよそ5人に1人が那須姓です。上椎葉にある鶴富屋敷(那須家住宅)は、部屋を横一列に並べた細長い民家で、江戸時代後期の建築とされ、1956年に国の重要文化財に指定されました。隣の椎葉民俗芸能博物館では椎葉神楽を紹介しています。神楽は村内の約26地区がそれぞれ異なる形で伝え、11月から12月にかけて各地の神社の大祭で夜通し舞われます。椎葉では焼畑も続いています。小さな区画の山林を伐って焼き、4年ほど作物を育てたあと、数十年かけて森に戻します。村はこれを日本で唯一伝承されている焼畑だとしており、2015年に「高千穂郷・椎葉山地域」が国連食糧農業機関(FAO)の世界農業遺産に認定された理由の一つにもなりました。少なくとも1泊はしてください。日向から車で来るだけでも2時間近くかかります。
所在地
訪問者情報
クレジットカード: 不明
アクセス
1762-1 Shimofukura, Shiiba, Higashiusuki District, Miyazaki 883-1601
道順を表示よくある質問
車がなくても椎葉村へ行けますか?
日向側からなら行けますが、計画が必要です。日向市駅からの宮崎交通バスは毎日走っていますが、2022年の台風被害以降は唖谷止まりで、上椎葉までの最後の区間は観光協会の予約型タクシー(0982-67-3139)です。火曜と木曜には宮交タクシーのミニバスが上椎葉まで2時間足らずで直通します。時刻は村が掲載している2024年2月作成の時刻表によるものなので、出発前に確認してください。熊本からの公共交通機関はありません。
椎葉神楽はいつ見られますか?
11月から12月にかけて、村内の約26地区が各地の神社の大祭で、多くは夜通し舞います。舞も囃子も地区ごとに異なります。観光協会がその年の日程を秋に掲載するので(2024年度分は10月25日に掲載)、確認してください。問い合わせは椎葉民俗芸能博物館(0982-68-7033)へ。
鶴富屋敷の開館時間と料金は?
2026年10月時点の観光協会のページでは、開館は9時から17時、休館は12月28日から1月3日、料金は大人200円、子ども100円です。隣の椎葉民俗芸能博物館(大人300円、入館受付は16時30分まで)は月曜休館で、両方に入れる共通券もあります。
椎葉村ではどこに泊まれますか?
観光協会の案内では、旅館、民宿、農家民宿、グランピング施設が村内各地にあり、鶴富屋敷のある上椎葉にいちばん多く、ほかは尾向や栂尾などの地区に点在しています。部屋数が少ないので、神楽の時期や平家まつりの週末は早めに予約してください。問い合わせは観光協会(0982-67-3139)へ。
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