剣山
この目的地について
標高1955メートル、剣山は西日本で二番目に高い山でありながら、その高さの山としては群を抜いて登りやすい山です。リフトが15分で標高差330メートルほどを稼ぎ、そこから山頂までは徒歩40分。それで登頂です。スニーカーで登る人もいますし、秋の週末にはそういう人がとても多く来ます。
山頂は尖った峰ではなく、笹に覆われた平坦地です。最後の区間は木道を歩きます。年間数十万人の足で笹原が擦り切れるのを防ぐために設けられたものです。頂上からは愛媛の石鎚山、つまり西日本最高峰まで見渡せ、晴れた日にはその向こうの瀬戸内海まで届きます。
名は剣です。山頂には小さな社があり、1185年に平家とともに壇ノ浦に沈んだ幼帝・安徳天皇の剣がここまで運ばれて埋められたという伝説が結び付いています。この山が他に何を隠しているかについては、もっと突飛な説も流布していて、地元の観光資料はそれを楽しんでいます。
山頂近くの山小屋では食事が取れ、宿泊もできます。頂上からの日の出を見るならこれです。
登山口までの道は待避所付きの細い山道で、どこから向かってもそれなりに時間がかかります。ここまで来た見返りは、眼下の祖谷渓です。かずら橋と渓谷があり、二つ合わせれば寄り道ではなく二日の旅程になります。紅葉は10月後半、平地よりかなり早く色づきます。
所在地
訪問者情報
アクセス
〒778-0201 徳島県三好市東祖谷菅生
道順を表示よくある質問
剣山への行き方は?
車推奨——祖谷渓谷を抜ける曲がりくねった山道で大歩危駅から約1時間半。JR徳島市内からは国道438号経由で2時間半。見ノ越リフト乗り場に無料駐車場あり。公共交通は限定的:大歩危駅から見ノ越行きバスは1日1〜2本のみ季節運行(90分、2,200円)。リフトは見ノ越駅から西島駅(標高1,720m)まで往復1,900円、9:00〜16:30運行(4〜11月)。
リフト終点から登山の所要時間は?
西島駅(リフト終点、標高1,720m)から山頂(1,955m)まで整備された道を森を抜けて40〜50分。「剣山頂コース」が最も平易で標高差235m、広い道。「大剣神社コース」(50分)はより深い森と小さな神社を通る。西島駅からの往復は最低90分。見ノ越からの日帰り(リフト含む)は3時間。山頂の山荘に宿泊し、日の出を見る人も多い。
剣山の伝説は?
1185年の壇ノ浦の戦いで源氏に敗れた平家の生き残りが、三種の神器の一つである天叢雲剣(草薙剣)をこの山に隠したという伝説から「剣山」の名がついた。失われた契約の箱がここに眠るという別の伝説もあり、現在も巡礼者を呼ぶ。山頂の石塔「宝蔵塔」が埋蔵地とされる。神話を信じるかは別にして、原生林と樹のない山頂の古代的な雰囲気は別世界のよう。
剣山登山のベストシーズンは?
10月上旬の山頂草原の黄金色と斜面の紅葉が四国随一のアルパイン秋景色。4月下旬〜6月上旬は新緑と希少な高山植物(コオニユリなど)が咲く。7〜8月は山頂で気温15〜20℃と涼しいが、午後の雷雨が多い。冬は積雪でリフト休止のため避けたい。リフトは4〜11月のみ運行、冬季登山は本格的な雪山装備が必要で初心者には不向き。
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