この目的地について
バスの中から匂いで分かります。硫黄の匂い、そして目の前に広がるのは、灰色と黄色の裸の岩に覆われ、割れ目から蒸気の噴き出すカルデラ底です。その先には、酸性が強くほとんど生き物のいない湖があります。恐山は高野山、比叡山と並ぶ日本三大霊場のひとつで、この二つと違って、見た目からしてまさにその通りの場所です。
寺は菩提寺といい、862年に円仁が夢のお告げに従ってこの形の山を探し当てて開いたと伝わります。境内の道は賽の河原を通ります。死んだ子どもが石を積むとされる場所です。親たちも来て一緒に石を積み、風車を供えます。風車は風で回り続け、その数は数千に及びます。足早に通り抜けるのが難しい場所です。
その先、宇曽利湖の岸は白い砂と澄んだ青緑の水で、極楽浜と呼ばれます。地獄の先にそのまま極楽が置かれている。この対比こそが境内の構成そのものです。
境内には温泉を引いた木造の湯小屋が4つあり、500円の拝観料で入浴できます。死者との境を表す寺の中で、硫黄の濃い湯に浸かる20分は不思議な時間です。タオルを持参してください。銀のアクセサリーは黒くなります。
死者の言葉を伝える盲目の巫女、イタコは7月の大祭に集まります。残るのはごくわずかで、いずれも高齢です。この伝統は終わりに近づいています。開山は5月から10月まで、それ以外は雪に閉ざされます。むつ市街からバスで約40分です。
所在地
訪問者情報
クレジットカード: 不明
アクセス
青森県むつ市田名部字宇曽利山3-2
道順を表示よくある質問
恐山を訪れるベストな時期は?
恐山は5月〜10月のみ開山(冬季は積雪で閉山)。7月の恐山大祭(7月20〜24日頃)ではイタコの口寄せが行われますが非常に混雑。静かに雰囲気を味わうなら紅葉が始まる9月下旬〜10月初旬がおすすめ。
恐山ではどんな体験ができる?
硫黄の噴気孔、色鮮やかな鉱物、静かな宇曽利湖が広がる異世界のような火山性風景。菩提寺が荒涼とした地に建ち、亡くなった子供への風車や供物が見られます。入山料で利用できる無料の露天風呂もあります。
入山料とアクセスは?
入山料は大人500円、12歳未満無料。5〜10月のみ毎日6:00〜18:00開山。JR大湊線下北駅(青森から約1時間半、1,690円)から下北交通バスで「恐山」終点まで45分(850円、5〜10月の1日4〜5本運行)。最終便は16:00頃。車なら下北駅から国道4号経由で45分、駐車場限定のため大祭期間は早めの到着を。
恐山で宿泊できる?
可能。境内に菩提寺の宿坊「吉祥閣」あり。1人1泊1万2,000円〜、精進料理の夕食・朝食、朝のお勤め付き。日中の参拝客が帰った夕暮れと夜明けの恐山の雰囲気は格別で、星空や朝霧の中の火山地形は忘れがたい。予約は電話のみ(日本語)で1年前から受付、大祭期間は数時間で満室。
⭐ レビュー
まだレビューはありません。最初のレビュアーになりましょう!
レビューするためにサインイン