小笠原諸島
この目的地について
行政区分では東京都です。実際には東京の約1000キロ南で、空港はありません。入る手段は竹芝桟橋から24時間かけて航海する「おがさわら丸」だけ、しかもおおむね6日に一便です。この時刻表が、ほかの何を決めるより先に旅程の長さを決めます。父島に5日か6日滞在することになります。船以外に帰る方法がないからです。
この島々は一度も大陸とつながったことがありません。ここに暮らすものはすべて、風か海流か翼で渡り、そこから独自に進化しました。結果として数百の固有種が生まれています。とりわけ有名なのが陸産貝類で、ガラパゴスにおけるフィンチにあたる存在です。2011年の世界自然遺産登録は、まさにその理由によります。
海では、船で沖に出てミナミハンドウイルカと泳ぎ、マッコウクジラは通年、ザトウクジラは2月から4月に通ります。サンゴは健全で、透明度は本土から行ける海とは比べものになりません。
人の歴史も変わっています。1830年に定住した最初の人々は欧米人とハワイ人の混成集団で、その子孫はセーボレー、ウェブといった姓のまま今も島にいます。1945年から1968年まで島はアメリカの施政下にあり、70代の島民は英語で学校に通いました。
硫黄島は同じ列島に属しますが、渡航はできません。
夏に行くなら船は数か月前に予約を。宿は小規模で、現金があると便利です。そして船が出てしまえば、次に戻ってくるのは一週間近く先です。
所在地
訪問者情報
クレジットカード: 承認済み
食事のオプション: 島のレストランではサワラの刺身や島寿司など新鮮な魚介が味わえる。パッションフルーツや島ラム酒が名物。飲食店は限られるため宿の食事が一般的。
アクセス
東京都小笠原村父島
道順を表示よくある質問
小笠原諸島への行き方は?
1ルートのみ:東京・竹芝桟橋(浜松町駅徒歩5分)からおがさわら丸。片道約24時間、運航は約1週間に1便(季節により異なる)。往復運賃:客室クラスにより27,000〜55,000円。空港なし、飛行機便ゼロ。最短6日間の旅程必須:往路1日、島滞在4日、復路1日。ホエールウォッチングや夏のピーク時期は2か月以上前にogasawarakaiun.co.jpで予約必須。
父島で何ができる?
シュノーケリング、ドルフィン・ホエールスイム(10,000〜15,000円):通年でハンドウイルカ、2〜4月にザトウクジラ。ウミガメ、マンタ、200種以上の熱帯魚と一緒に潜るダイビング(2タンク15,000〜20,000円)。固有種が生息する森林を歩く小笠原トレイル(地元ビジターセンターで無料ガイド申込)。星空観察——父島は日本一澄んだ夜空。小港や境浦の海水浴場でビーチタイム。欧米系移民の歴史を学ぶ「ボニン(英語)」ツアー。
宿泊と滞在事情は?
ほとんどが父島に宿泊(約30軒の民宿・ペンション、ホテル2軒)。料金:1泊朝食付き7,000〜15,000円、2食付き10,000〜25,000円(飲食店が限られるため2食付き推奨)。中級の人気宿はホテルホライズン、ペンションアジア。一人旅なら山田屋カプセルペンション(1泊4,500円)も。さらに静寂を求めるなら父島から船2時間の母島へ(片道3,560円)、5軒の民宿。Wi-Fi不安定、書籍持参を。
労力とコストに見合う?
自然愛好家、ダイバー、冒険家には間違いなく価値あり。日本でこれほど手付かずの生態系と静寂を提供する場所は少ない——本土の喧騒から完全に切り離された世界。空港がないことで大量観光が抑制され、年間訪問者はわずか2.5万人(沖縄は数百万)。1人6日間の総費用80,000〜150,000円。標準観光地を巡り終えた日本リピーター向け。6日未満の旅程や船酔いしやすい人は要検討——船は揺れることも。
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