茨木市立キリシタン遺物史料館
この目的地について
茨木市北部・千提寺の森に囲まれた小さな市立史料館で、日本でもとりわけ心に残る宗教史を伝えている。一帯はかつてキリシタン大名・高山右近の領地で、16世紀末には多くの村人が改宗した。江戸幕府がキリスト教を禁じた後、彼らは信仰を偽装しながら250年以上ひそかに受け継ぐ「隠れキリシタン」となった。
その存在は長く知られなかったが、1919年、地元の僧侶で郷土史家の藤波大超が近くの山中で隠れキリシタンの墓碑を見出したことで明らかになった。以後、千提寺や隣の下音羽の家々から、代々ひそかに守られてきた遺物が次々と現れた。
1987年に開館した史料館では、それらの遺物とともに、教科書でおなじみの「フランシスコ・ザビエル像」(原本は神戸市立博物館)や「マリア十五玄義図」などの複製を展示。象牙製のキリスト像、十字架、メダイ、墓碑なども見ることができる。入館は無料で、静かな山あいの立地は、市街の喧騒を離れた落ち着いた見学にふさわしい。
所在地
訪問者情報
クレジットカード: 不明
アクセス
262 Senteiji, Ibaraki, Osaka 567-0098
道順を表示よくある質問
隠れキリシタンとは何ですか?
1600年代初頭に徳川幕府がキリスト教を禁じた後も、信仰を捨てずにひそかに信仰を続けた改宗者の共同体を指します。仏教や神道を装いながら、250年以上にわたって信仰を受け継ぎました。キリシタン大名・高山右近の領地であった茨木の千提寺もそのひとつで、1919年までその存在は知られていませんでした。
史料館では何が見られますか?
地元の家々が代々守り伝えてきた遺物に加え、他所に所蔵される名品の複製を展示しています。教科書でおなじみの「フランシスコ・ザビエル像」(原本は神戸市立博物館)や「マリア十五玄義図」などです。象牙製のキリスト像、十字架、メダイ、書物、隠れキリシタンの墓碑なども見られます。
アクセス方法と料金は?
入館無料、無料駐車場あり(ただし3〜4台分と非常に狭いため早めの到着を)。茨木市街の北・千提寺の山中にあり、車で約25分、新名神高速道路からのアクセスが便利です。公共交通は少なく、阪急バス「千提寺口」下車で東へ約900m徒歩、またはJR・阪急茨木駅からタクシー。開館9:30〜17:00、火曜(祝日の場合は開館)と12月29日〜1月3日は休館。
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