# 矢田寺

> 正式には矢田山金剛山寺。大和郡山の西、矢田丘陵の矢田山中腹にあり、「矢田のお地蔵さん」として親しまれています。6月は「あじさい寺」で、斜面に約60種1万株のアジサイが咲き、入山料700円がかかります。それ以外の時期は無料で静かですが、直通バスは1日4から5本しかありません。

- Prefecture: 奈良県
- Type: Temple
- Address: 奈良県大和郡山市矢田町3506
- Official site: http://www.yatadera.or.jp/

1年のうち11か月は、ここまで上がってくる人はあまりいません。それが6月になると、大勢の人がやって来ます。

矢田寺は通称で、正式には金剛山寺といいます。城下町の大和郡山から西へ3.5キロ、矢田丘陵の中心にある矢田山の中腹に建つ寺です。寺伝では、大海人皇子（のちの天武天皇）が672年の壬申の乱の戦勝を祈って矢田山に登り、即位後に寺を開かせたとされます。平安時代初めの弘仁年間に満米上人が地蔵菩薩を安置して以来、地蔵信仰の寺として続いてきました。ここのお地蔵さんの多くは、右手の親指と人差し指を結ぶ阿弥陀如来の来迎印のような手をしていて、寺では「矢田型地蔵」と呼んでいます。かつて48あった坊のうち、今残るのは4つです。

アジサイを植え始めたのは昭和40年（1965年）頃で、丸い花がお地蔵さんの手にある宝珠の形に似ていることにちなんでいます。今は約60種1万株あり、5月中旬に咲き始めるツルアジサイから9月頃に咲く中国のアジサイまでそろっています。有料のアジサイ園の開園期間は例年5月末から6月30日までで（2026年は5月30日から6月30日）、入山料は大人700円です。山の上なので都市部より1週間から10日ほど花が遅く、見頃はたいてい6月中旬から下旬です。雨に打たれても花が傷むことはありません。三脚・一脚の使用とドローンの飛行は禁止で、境内での飲食もできません。できれば平日に行ってください。

本堂の中に入れるのも6月だけです。500円の本堂特別拝観で、本尊の地蔵菩薩立像をはじめ、重要文化財を含む堂内の仏像を拝めます。同じ期間は閻魔堂も無料で開扉されます。

それ以外の時期は入山無料です。バス停からは、お地蔵さんが並ぶ急な石段を上ります。大門坊から本堂へ向かう参道の途中には「みそなめ地蔵」があり、自家製の味噌を口元に塗ると味が良くなると言い伝えられています。本堂の奥には88体の石仏を巡る矢田寺八十八か所霊場があり、山中を1周約3.5キロ、1時間半から2時間ほどで回れます。

難点はバスです。近鉄郡山駅からの直通バスは1日4から5本しかありません。

## FAQ

### 矢田寺のアジサイはいつが見頃ですか？

有料のアジサイ園は例年5月末から6月30日まで開園し、2026年は5月30日から6月30日でした。都市部より花が遅いので、見頃はたいてい6月中旬から下旬です。期間中の入山料は大人700円、小学生300円で、障害者手帳を提示すると本人は無料です。

### 6月以外は無料ですか？

はい。アジサイの時期以外は入山無料です。ただし本堂の中に入れるのは6月の特別拝観（500円）のときだけなので、それ以外の時期はお堂を外から拝むことになります。

### 車がなくても矢田寺に行けますか？

近鉄郡山駅から奈良交通の20系統で矢田寺まで行けます（約20分、380円）が、1日4から5本だけです。ほかのバスは寺から徒歩約20分の横山口に停まります。近鉄郡山駅からタクシーなら約15分で、あじさいシーズンは寺も車かタクシーでの来訪を勧めています。

### みそなめ地蔵とは何ですか？

大門坊から本堂へ向かう参道の中ほど右側に立つ大きなお地蔵さんです。昔、自家製の味噌の味が悪くなって困っていた農婦の夢に石の地蔵が現れ、その味噌を食べさせてくれたら良い味にしようと告げました。口元に味噌を塗ると、家の味噌の味が直ったと伝えられ、今も新しい味噌がおいしくなるよう口元に味噌を塗る人がいます。

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Source: 矢田寺 — Japan Voyage
