# 松尾寺

> 矢田丘陵の南端、松尾山にある真言宗の寺で、寺伝では718年の創建、日本最古の厄除霊場を名乗っています。明日香村の岡寺も日本最初の厄除け霊場を名乗っています。1337年再建の本堂は重要文化財で、境内は無料、5月にはお花畑が無料のバラ園になります。難点はバス停から約2.4キロの上り道です。

- Prefecture: 奈良県
- Type: Temple
- Address: 奈良県大和郡山市山田町683
- Official site: https://matsuodera.com/

松尾寺は日本最古の厄除霊場を名乗るお寺で、遠くからお参りに来る人も多く、とくに厄年の人が祈祷を受けに来る1月から3月はにぎわいます。奈良にはこうした名乗りを持つ寺がもう一つあり、明日香村の岡寺は日本最初のやくよけ霊場を名乗っています。どちらもそれぞれの寺の由緒として受け取るのがよいでしょう。

寺伝では、718年（養老2年）、天武天皇の皇子舎人親王が開いたとされます。親王は『日本書紀』の編纂中で、男性の大厄にあたる数え年42歳だったため、書紀の無事完成と自らの厄除けをここで祈ったといいます。今の本堂は1337年（建武4年）の再建で、重要文化財です。本尊の千手千眼観世音菩薩は秘仏で、開扉は年に一度、11月3日だけ（拝観料1,000円）。ほかのお堂もそれぞれ公開時期が決まっていて、重要文化財の大黒天を祀る七福神堂は毎日拝観でき500円、本堂内は3月20日から12月20日まで、行者堂の役行者像は毎年9月に2週間足らずの特別開扉です（2026年は9月1日から13日、500円）。境内そのものは無料で、9時から16時まで入れます。茶の湯に関心がある人は、寺が片桐石州の若い頃の作と伝える茶室も見ておくとよいでしょう。石州はのちに、ふもとの慈光院を建てた人物です。

5月にはお花畑がバラ園になります。1952年（昭和27年）、本堂の昭和大修理を記念して植えたのが始まりで、入園料も駐車場も無料です。2025年は5月11日から25日まで、2026年は5月9日に開園し、花の終わりとともに閉園しました。春になったらウェブサイトで確認してください。6月30日の夏越の祓の頃からはカサブランカが咲きますが、イノシシの被害があると中止になることがあると寺は案内しています。

大変なのは上るまでです。バスは県道沿いの「松尾寺口」までで、寺の案内では、そこから約2.4キロ、ほとんどが上り坂で、2か所の駐車場へ向かう車と同じ道を歩きます。奈良県の観光サイトでは徒歩30分としていますが、これはかなりの早足です。矢田丘陵の遊歩道を歩いて来ることもでき、アジサイの寺として知られる矢田寺は、直線距離で北へ2キロほどです。

## FAQ

### 松尾寺は本当に日本最古の厄除け霊場ですか？

718年に舎人親王が開いたという寺伝にもとづく、寺自身の名乗りです。同じ奈良県の明日香村にある岡寺も日本最初のやくよけ霊場を名乗っているので、どちらもそれぞれの寺の由緒として受け取ってください。祈祷は9時から16時ですが、3月から12月は金曜日が休みです。

### バス停からの道はどのくらい大変ですか？

寺の案内で約2.4キロ、ほぼずっと車も通る舗装路の上りです。奈良県の観光サイトでは30分ですが、ゆっくり歩いたり夏の暑い時期だったりすると、もっとかかります。水は持って行ってください。車で行けるなら、無料駐車場があるので問題はありません。

### バラ園はいつ開いていますか？

5月の数週間、9時から16時までで、入園料も駐車場も無料です。2025年は5月11日から25日まで、2026年は5月9日に開園し、花の終わりとともに閉園しました。日程は毎年春に寺のウェブサイトに掲載されます。

### 秘仏の本尊はいつ拝観できますか？

11月3日の1日だけで、9時から16時まで、拝観料は1,000円です。本堂内のほかの像は3月20日から12月20日まで拝観でき、大黒天を祀る七福神堂は毎日500円で拝観できます。

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Source: 松尾寺 — Japan Voyage
