# 万田坑

> 三井三池炭鉱の坑口のひとつで、当時の施設が今も残っています。1908年完成の高さ18.8メートルの鋼鉄製の竪坑櫓、れんが造りの巻揚機室、炭鉱夫が炭塵を洗い流した浴場が残ります。出炭は1902年から1951年まで。世界遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成資産「三池炭鉱・三池港」の一部で、県境の向こうの大牟田市には宮原坑と三池港があります。入坑料は410円です。

- Prefecture: 熊本県
- Type: Historic site
- Address: 熊本県荒尾市原万田200-2
- Admission: 410 yen
- Official site: https://arao-kankou.jp/mandakou/

荒尾市の、福岡県との県境のすぐ南の草地に、第二竪坑の鋼鉄製の櫓が高さ18.8メートルでそびえています。完成は1908年で、隣には1909年に建てられた2階建てのれんが造りの巻揚機室があり、坑内へ人や物を運ぶケージを上げ下げしていました。三井が第一竪坑の開削に着手したのは1897年、出炭開始は1902年です。昭和の初めから戦中にかけて、北へ約1.5キロの宮原坑と並ぶ三池炭鉱の主力坑で、1927年から1945年までの出炭量は約1,643万トンにのぼります。採炭効率が落ちた1951年に採炭を止めましたが、その後も排水や坑内管理のために施設は維持され、三池炭鉱が閉山した1997年3月まで使われました。

万田坑は、2015年7月に世界遺産に登録された「明治日本の産業革命遺産」のうち、「三池炭鉱・三池港」を構成する4か所のひとつです。残る3か所は福岡県大牟田市にあり、宮原坑、炭鉱専用鉄道敷跡、そして大型船に石炭を積むため1908年に開港した閘門式の三池港です。

見学は、竪坑櫓、巻揚機室、ポンプ室、小さな浴場、そして炭鉱夫が入坑前に安全を祈った山ノ神祭祀施設をひと回りする形です。無料の定時ガイドが9:55、10:55、12:55、13:55、14:55に出発し、予約はできません。説明を聞くと施設の意味がよくわかるので、時間を合わせる価値があります。さびた鉄とれんがが広い空の下に並ぶ、静かでどこか寂しい場所で、それがここの魅力でもあります。まずは駐車場そばの無料展示施設「万田坑ステーション」から。所要は1時間ほどで、無料で見学できる宮原坑まで車ですぐなので、合わせて回るならもう少しかかります。荒尾や大牟田は多くの観光ルートから外れているので、並ぶことはまずありません。

## FAQ

### 入坑料はいくらですか？ガイドはありますか？

大人410円、高校生310円、小・中学生210円です。無料の定時ガイドが9:55、10:55、12:55、13:55、14:55に出発し、予約は不要です（予約はできません）。展示施設の万田坑ステーションは無料です。

### 万田坑は熊本県ですか、福岡県ですか？

熊本県荒尾市で、県境のすぐ南にあります。同じ構成資産のほかの部分である宮原坑、専用鉄道敷跡、三池港は、福岡県側の大牟田市にあります。

### 炭鉱電車が走るところは見られますか？

動態保存されている炭鉱電車12号機は、原則毎月第2日曜日に走行を公開していますが、2026年4月から運休中です。運転再開は荒尾市のホームページで告知されます。

### 宮原坑や三池港も見に行く価値はありますか？

車があればおすすめです。北へ約1.5キロ、大牟田市の宮原坑には竪坑櫓と巻揚機室が残り、見学無料、10:00から16:30（月曜休み）です。三池港には無料の展望所があり、9:30から17:00、土日祝日はガイドがいます。

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Source: 万田坑 — Japan Voyage
