# 朝護孫子寺

> 平群町の信貴山に広がる、毘沙門天と寅の寺です。聖徳太子が寅の年、寅の日、寅の刻にこの山で毘沙門天を感得したと伝えられています。入口近くでは首を振る全長約6メートルの大寅が迎え、本堂の舞台からは奈良盆地を見渡せます。霊宝館では12世紀の国宝「信貴山縁起絵巻」の複製を展示しています。境内への入山は無料で、王寺駅からバスで約22分です。

- Prefecture: 奈良県
- Type: Temple
- Address: 奈良県生駒郡平群町信貴山2280-1
- Official site: https://www.sigisan.or.jp/

朝護孫子寺は、静かなお寺ではありません。山のあちこちに寅の像があり、入口近くの全長約6メートルの大寅は首を左右に振り、本堂では阪神タイガースの必勝御札まで授けています。すべては寺の縁起に由来します。寺の伝えによれば、582年、聖徳太子が寅の年、寅の日、寅の刻にこの山で毘沙門天王を感得し、587年に物部守屋を討ったのち、自ら毘沙門天王像を刻んでこの山に祀りました。毎月1日・3日と寅の日が縁日で、寅の月にあたる2月が最もにぎわいます。

にぎやかな見た目の下には、本物の歴史があります。910年ごろ命蓮上人が伽藍を整え、醍醐天皇の病気平癒を祈って快癒させたことから「朝護孫子寺」の勅号を賜りました。命蓮上人の物語を描いた12世紀の国宝「信貴山縁起絵巻」全3巻は、鉢が長者の倉を飛ばして運ぶ場面で知られる、日本を代表する絵巻のひとつです。原本は奈良国立博物館に寄託されていて、霊宝館（300円、9時～16時30分）ではふだん複製を展示しています。毎年秋に原本の一部が里帰りして公開されるので、行くならその時期です。

本堂は1951年に焼失し、1958年に再建されました。舞台からは東に大和平野が広がり、その下の戒壇巡り（200円）は真っ暗な回廊を手探りで進み、心願成就の錠前に触れるものです。脚力に自信があれば、信貴山城跡を通って山頂の空鉢護法堂まで急な山道を上れます。松永久秀のこの城は1577年に織田信長の軍勢に攻め落とされ、山内の堂塔もすべて焼けました。

境内は広く起伏があるので、半日は見ておきましょう。泊まりたい場合は、宿坊の玉蔵院、千手院、成福院が宿泊を受け付けています。

## FAQ

### お寺で本物の信貴山縁起絵巻を見られますか？

時期によります。原本は奈良国立博物館に寄託されていて、霊宝館ではふだん複製を展示しています。毎年秋に全3巻のうち1巻が霊宝館に里帰りして短期間公開されます。特別拝観時は拝観料が変わることがあるので、日程とあわせて寺の公式サイトで確認してください。

### 朝護孫子寺は無料で参拝できますか？

はい、境内と本堂の参拝は無料です。霊宝館は大人300円（9時～16時30分）、本堂下の戒壇巡りは200円（受付9時～17時）です。

### 信貴山に泊まれますか？

泊まれます。宿坊として玉蔵院（約250人まで宿泊可能）、千手院、成福院の3つの塔頭があります。予約はそれぞれの塔頭に直接申し込んでください。

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Source: 朝護孫子寺 — Japan Voyage
